サッカーソックスのイノベーション 足とシューズの最適化
2021.10.03
目次
サッカーソックスで足とシューズの最適化の価値を提案
足とシューズの最適化にはサッカーソックスをセパレートすることが望ましい。
サッカーソックスをセパレートすることで、自分のプレイスタイルやシューズとの相性で靴下部分を選択できます。
サッカー競技に40年、用具に30年間関わってきた経験
私はサッカー用具に30年以上、プロサッカーシーンに約25年間、関わらせていただいています。
競技者用具では、日本を代表するトップ選手のサッカースパイク、フットサルシューズをはじめ用具の開発や設計に関わらせていただき、その選手のプレイスタイルや国際大会での競技の発展方向を見据えてスポーツメーカーとともに供給してきました。
サッカーソックスのイノベーションに着手
サッカーソックスのイノベーションに着手したのが2016年。サッカーシーンに「足とシューズの最適化」という価値を提案しようとの考えです。
サッカー競技の発展において用具として遅れているサッカーソックスをサッカー競技と同じベクトルに進歩させることでサッカー競技の発展、競技者のプレイが魅力的なものになると確信しています。
サッカーソックスのイノベーションのきっかけに完成されたセパレートサッカーソックスを体系化
私はサッカーソックスのセパレート化(完成されたセパレートソックスの体系化LegToolSeparation System™️)を推奨するにしています。「足とシューズの最適化」を実現する上でサッカーソックスの靴下部分の品質をよりよいものにするため靴下の専門知識と製造技術をサッカーシーンに活用したいと考え靴下専業メーカーと取り組んでいます。
これまで多くのスポーツメーカーは、サッカーソックスの品質を競技規則の「基本的な用具」の役割のみとなっており、サッカーシューズの開発に比べて関心や取り組みが低かったように思われます。欧米でTRUsocks™️ が短いグリップソックスをサッカーシーンに供給したことで短いサッカーソックスに変化のきっかけが生まれました。
ランニングソックスの製法、発想に注目
私は靴の中の短いサッカーソックスではなく、足先から膝までの完成されたセパレートサッカーソックスとして体系化しました。構造・設計に適した構成要素の内、靴下部分のセパレートソックスは「足とシューズの最適化」をコンセプトとしました。セパレートソックスはランニングやスプリント競技のソックスの品質に注目。ランニングシーンには、シューズ同様にソックスの品質に拘るメーカー、製造工場、専門店、ランナー、競技者の存在があります。ランニングソックスの品質はサッカーシーンとは比べものにならない高品質で種類も豊富です。ランニングシーンには走るためのソックス発想や製法、製造技術が蓄積されています。
理想は機能ゼロ「足の皮膚」のようなセパレートソックス
私が理想とするセパレートソックスの役割は、足とシューズの最適化を可能にする靴下と足の一体化です。つま先部分型式(丸型、五本指型、足袋型)や、グリップやテーピング効果などの機能という付加価値以前に「サッカーシューズと足の最適化」を実現する靴下の基礎となる部分の価値を高めることを大切にしています。
繰り返しになるのですが、
私が理想とするセパレートソックス役割は、足とシューズの最適化を可能にする「靴下と足の一体化」。セパレートソックス(靴下)が競技者の「足の皮膚になる」ことです。その皮膚となる靴下は足とシューズの最適化のための品質が求められます。
この究極のセパレートソックスの品質の開発競争がサッカーシーンで活発になることを期待しています。
もちろん、セパレートソックスの機能(グリップソックスやテーピング効果)の開発競争も、サッカーシーンを発展させることになるので期待しています。
フットボールクリエイター 角田壮監
足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。
「競技者本来の力を引き出す」ためにを理念に、グローバルシーンで実績を残している様々な競技のトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。現在、(公財)日本水泳連盟競技力向上コーチ委員会に所属。