サッカーでソックスを履く理由(2025年3月更新)

2025.03.24

目次

サッカーソックスのセパレートが一般化・サッカーソックスを履く理由について(2025年3月更新)

トップカテゴリーのプロサッカー選手のみならず、エリート選手、さらにグラスルーツシーンにおいてもサッカーソックスのセパレート化が進んできました。本サイト立ち上げ(2017年)から、競技者のみならず、メーカー、小売店をはじめ、サッカー関係者の皆様にセパレートサッカーソックスについての情報をお届けさせていただき、非力ながらお役に立てていることを大変嬉しく思います。

今回、2022年10月に掲載した「サッカーソックスを履く理由」を更新した2025年版を掲載します。2022年からセパレートソックスの品数も増えました。国内大手メーカーメーカーをはじめ靴下専業メーカーもセパレートソックス、セパレートストッキング(カーフソックス、カーフストッキングなど)を供給しています。また、メーカーや小売店のオンラインショップでも、セパレートサッカーソックスの構成要素であるセパレートソックス、セパレートストッキング、足首周辺に使用するサッカーソックス用のテープ、アンクルバンド、インナーストッキングが、見受けられるようになってきました。サッカーソックスのセパレート化が進む中、サッカー競技がより豊かな方向に進んでいくことを願い、サッカー競技における「ソックス」についての情報をお届けしたいと思います。

サッカーソックスとは

国際サッカー評議会(IFAB)によって制定され、国際サッカー連盟(FIFA)ならびにFIFAに加盟する各大陸連盟および加盟協会下で行われるサッカー競技は、サッカー競技規則に基づきプレーされています。サッカーソックスについても、サッカー競技規則第4条で定められた「基本的な用具」のソックスとして定められています。

サッカー競技規則(サッカーのルール)とは?

まずは、サッカー競技規則についてです。前述のようにサッカーの競技規則は、国際サッカー評議会(IFAB)によって制定されています。FIFAならびにFIFAに加盟する各大陸連盟および加盟協会下で行われるサッカー競技は、すべてこの規則に基づきプレーされています。サッカーが競技者にとって安全・安心であり、フェア(公平・公正)であるためには、競技規則がなければならない。フェア であることは、「美しい試合」にとって極めて重要な基盤であり、競技の「精神」にとって 不可欠な要素となります。

サッカー競技規則の基本的考え方と精神

サッカー競技におけるサッカーソックスとは

サッカーソックスについては、競技規則第4条の第2項「基本的な用具」に記載されています。

サッカー競技規則 2024/25

基本的な用具

競技者が身につけなければならない基本的な用具は、次のものであり、それぞれに個別のものである。
・袖のあるシャツ
・ショーツ
ソックス – テープもしくはその他の材質のものを貼りつける、または外部に着用する場合、着用する、または覆う部分のソックスの色と同じものでなければならない。
・すね当て – 適切な材質でできていて、それ相応に保護することができ、ソックスで覆われていなければならない。
・靴
ゴールキーパーは、トラックスーツのパンツをはくことができる。
競技者の靴やすね当てが偶発的に脱げてしまった場合、次にボールがアウトオブプレーになる前に、できるだけ速やかに着用させなければならない。着用する前に競技者がボールをプレーする、または得点をした場合、得点を認める。

ソックスは競技者が身につけなければならない基本的な用具

サッカー競技においてソックスは着用しなけれならない基本的な用具です。そして、基本的な用具であるすね当てを覆うことが義務つけられています。各試合は、その試合に関して競技規則を施行する一切の権限を持つ主審によってコントロールされます。試合前には、競技者の安全と円滑な試合遂行の確保するた めに重要な事項として主審のみならず、副審、第 4 の審判員が用具のチェックを行います。安全面の確保に加え、円滑な試合遂行のために対戦チームとの識別のための色のチェックがあります。

 

安全面の確保

サッカー競技を行う上で、サッカーが競技者にとって安全・安心であり、フェア(公平・公正)であるためには、プレーのみならず用具の着用、着用方法なども大切なことです。

サッカーソックスのふくらはぎ部分に大きな穴

近年、サッカーソックスやセパレートストッキングに大きな穴を開けて着用する競技者が見受けられられます。これは、サッカーソックスやセパレートストッキングの着用時に、競技者がふくらはぎ部分のストレスを解消するための工夫と考えられます。足を使いボールを奪い合うサッカーにおいて、ふくらはぎ部分の肌が露出されていることは、安全面からは望ましいものとは考えにくく、IFAB(国際サッカー協議会)において協議(検証、検討)を期待しています。

すね当て(レガース)のサイズと素材

競技規則には、脛当て(レガース)素材や、サイズについての記載はありません。そのことから過剰に小さなすね当て(レガース)を使用し、ソックスを下げている競技者が見受けられます。競技者の安全の確保のために、IFAB(国際サッカー評議会)で協議(検証、検討)されていくことを願っています。

 

すね当てが小さすぎて起きた悲劇…元バルサMFビダルがタックル受け、骨が出る大怪我(ゲキサカ・2024/09/21記事)

ソックス、テープの色

テープもしくはその他の材質のものを貼りつける、または外部に着用する場合、着用する、または覆う部分のソックスの色と同じものでなければなりません。しかし、この点についても、競技現場と競技規則の間で整理していく事象が生まれています。サッカーの未来のために主催者をはじめ、競技者、指導者、主審、副審、第4の審判が協力しあい、サッカーが美しく、魅力ある試合が行われるように競技規則の精神、競技規則のバランスの中で、IFAB(国際サッカー評議会)での検討(検証、検討)を期待します。

 

サッカーソックスの役割

前述のようにサッカー競技におけるソックスは。競技規則第4条第2項で記されているように着用しなげれならない「基本的な用具」です。競技規則では、安全面、チームを識別する上での色についての記されていることも確認できます。このことからお気づきのように、競技規則のソックスの役割はLEG TOOL SEPARATION SYSTEMの構成要素であるセパレートストッキングが重要となります。ここからLEG TOOL SEPARATION SYSTEMのセパレートソックスの役割についてお伝えします。

セパレートソックスとは

セパレートソックスとは、セパレートサッカーソックスの構成要素となるシューズを履く足の部分を覆う短いサッカーソックスです。、すね当て(レガース)を覆うセパレートストッキングと組み合わせたセパレートサッカーソックスにすることで、サッカー競技規則で定義された基本的な用具のソックスになり、試合で使用できます。

完成されたセパレートサッカーソックスの概念・設計・構成要素

サッカーソックスをセパレートにすると

サッカーソックスをセパレートにすることで、メーカーは足指、足裏、足、足首の機能を妨げずに足とシューズの最適化を図ることを目的にセパレートソックスとして開発、供給ができます。そして、脚の保護とふくらはぎのコンディションや快適さを図ることを目的にセパレートストッキングとして開発、供給ができます。これにより競技者は、足や脚のコンディション、シューズとの相性などによって足の部分をセパレートソックス、脚の部分をセパレートストッキングとしてFeeling 「感覚」、Time「時」、Place「所」、Occasion「場合」に合わせて選択をすることができます。

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素足感覚・裸足感覚のサッカースパイクとセパレートソックスの役割


サッカーソックス専用テープ サカストテープ®︎

完成されたセパレートサッカーソックス(LEGTPPL SEPARATION SYSTEM)は、競技者が安心・安全にプレイするためにすね当てがずり落ちたり、ソックスが捲れ上がったりしないよう組み合わせ部分をテープで押さえることが望ましいと考えています。多くの競技者は、足首周辺で繋ぐためにテーピングテープを使用されている中で様々な課題が生じています。その課題を解決したLEG TOOL SEPARATION SYSTEM®︎のサッカーソックス専用テープ「サカストテープ」を紹介します。

注1)動画再生の際には、音量を下げてご視聴ください。

注2)映像では、セパレートソックス・セパレートストッキング・テープの識別をするために互いの色を分けております。サッカー競技においては、競技規則に沿った使用が義務となります。

 LEG TOOL SEPARATION SYSTEM サカストテープ

【アールエル公式オンラインショップ】サッカーソックス専用テープ サカストテープ

フットボールクリエイター 角田壮監

足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。

「競技者本来の力を引き出す」ためにを理念に、グローバルシーンで実績を残している様々な競技のトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。

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アスリート思考で心豊かな社会づくりをクリエイトする

KAKU SPORTS OFFICE(カクスポーツオフィス)

アスリート思考で心豊かな社会をクリエイトするをモットーに、競技スポーツを活動や事業にされている個人、企業、組織の情報を的確な視点から分析し、情報、文化、言語、音楽、映像、活字などのシンボルを駆使し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織、人と企業など最大の効果を生み出すであろう組み合わせをコーディネートし、利益システムを構築するコミュニケーション コーディネーターとして活動します。また、創設者、創業者、企画立案者の精神である組織の理念、目的を共有できるパートナーの開発や持続的且つ自走可能な組織づくりを推進するシステムコーディネーターとして活動します。さらに競技者本来の力を引き出すメンターとなり競技スポーツの発展に貢献します。